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Posted by 滋賀咲くブログ at

2020年07月11日

小学生のプログラミング学習で何が身につくのか?(1)

2020年プログラミング教育が必須になりましたが、プログラミング学習で何が学べるのでしょうか?

文科省含めていろいろな意見がありますが、教室に通ってくる子供たちを見ていて一番感じることは、プログラミングで何ができるのかを体験することで将来必要になるであろう考え方や知識の引き出しが間違いなく増えているということです。
一般的に論理的思考が身につくといわれていますし、確かにプログラミング思考を繰り返し使っているのですが、その先に何があるのかはなかなかわかりにくい部分があります。 
例えばプログラミングには4つの大きな原則があります。
ひとつは、順次処理と言って順番に命令を処理させていくことで正しい論理の順番を考えるということ。2つめにくり返し処理と言って複雑になる論理を整理してわかりやすくするということ。 この2つを常に意識しながらプログラミングしないと良いプログラムが完成しません。 大人でいうと仕事もこれと似たようなところがありますが、小学生にとってはこれをどう感じるのでしょうか?ということが重要です。
こどもたちは、まだ社会に出ていませんので仕事観というのがありませんから、プログラミングはゲームを作る手段、楽しいことをするための手段としてとらえます。つまり何かを実現するための手段という意味では大人と同じです。 しかも何度失敗してもすぐにやり直せば答えが出てきます。
最近のこどもたちは、ものに溢れた社会で暮らしているので大人社会に触れる機会が少なく、また教育現場は実際の社会とある意味隔離されています。 昔は不自由な環境で暮らしていたので、自分で工夫して何かを作らなければいけなかったり、教育現場と実社会とはそんなに大きな差はなかったような気がします。 現在は急速なIT進歩によって、IT化の進んでいない学校との隔たりが年々大きくなってきています。
そういう意味でも、プログラミング教育は実際の社会に対応するための方法論を学ぶ絶好の機会なのではないでしょうか。
ただし、まだまだ教育に関わっている方はアナログ的な教育を美化する傾向にあり、またデジタル的な教育に拒否感を感じている方は多いと思います。アナログ的な教育は基礎を学ぶ上ではとても重要であり、必要ないというわけでもなく今後も必要ですが、教育者は未来に生きていける力が今の教育で本当に養われているのかということに責任を持つ必要があると思います。
プログラミング学習は、その最初の第一歩と考えて教育の中に取り入れていくことが必要という判断をしたのだと思います。






Posted by こどもプログラミング教室 at 21:42 Comments( 0 ) 教育 プログラミング